tradition

伝承の技

DENSHO NO WAZA

職人の技を伝える

かまぼこづくりに人生をかけてきたと言っても過言ではない、長い年月をかけて実務を経験してきたいわゆる【職人】たちです。
彼ら職人は、プロ中のプロ。日々、各工程で、温度・時間・量などを、五感を使って判断して、ていねいにていねいにつくっています。

職人インタビューINTERVIEW

チームワークを大事にしながら
培った技術や知識を伝えていきたい。

国家資格

水産ねり製品製造技能士

佐藤 純一さん

阿部蒲鉾店との出会いや思い出は?

「阿部蒲鉾店に入社したきっかけは新聞広告の求人ページ。
昔からよく食べていた蒲鉾の会社だったので、興味を持ちました。

子どもの頃から母親がよく食卓に出してくれていたんです。
スライスした笹かまぼこに大葉を挟んだものが大好きでした。
父親も酒のつまみによく食べていたのも思い出深いです。」

蒲鉾職人として
やりがいを感じる瞬間は?

「入社して33年ほど経ち、技術的なことを若い子達に教えていくのが役目だと感じています。手作業でも機械作業でも、とにかく蒲鉾の見た目にはこだわるのが僕のモットーです。

季節限定で発売している“おひなかまぼこ”や“里の秋”などは特に繊細で、難しい作業なんです。若い頃は全く上手にできなかったですよもちろん。ですが、作るたびに少しずつレベルアップしていって、それが自信につながるし、職人としてやりがいも感じますね。昨日までできなかったことが、初めて上手くいった日は今でもとても嬉しいですよ。最近の方がそれをより実感することが多いかもしれません。」

阿部蒲鉾店の魅力はどんなところ?

「全国にたくさんの蒲鉾メーカーさんがいらっしゃいますが、高級感と技術力の高さが阿部蒲鉾店の最大の魅力だと思います。素材のいいものをふんだんに使っているので、

栄養価が高いソウルフードのように気軽に食べてもらえる存在になれたらいいなと思っています。美味しさもどこにも負けないと思っているので、まずは地元仙台で、“笹かま”といえば“あべかま“だと言ってもらえるようになりたいですね。」

手作業でのかまぼこづくりはもちろん、機械を正しく動かすことも高い技術が必要な作業。
「どの機械も壊れたらすぐに直すことができる」と言い切る佐藤さん。
長年の経験と自分で手をかけて知識を増やしている職人達がいることが、阿部蒲鉾店の最大の強みではないだろうか。